町家ヨガスタジオの改修計画。
これまでお父さんの別荘として、またお嬢さんのヨガスタジオとして使用されていた町家。
スタジオとしては狭く、大人数のレッスンができないこと、また女性客が多いのに、トイレとシャワーが同じ空間にあり快適性に欠けるため、生徒さんたちにより居心地よくレッスンを受けてもらえる空間にしたいとのご希望でした。
改修は、2階の押入れを撤去し、床をフラットにすることでスタジオ空間を拡大し、また天井を撤去することで古民家の梁を現し、天井を見ることの多いレッスン中、より開放感を感じられるようにしました。
また、1階はお父さんとスタジオ生徒さんの動線を切り分け、お互いが快適に移動できるよう水回りを配置。生徒さんたちの着替えやくつろぎのスペースを新たに設置しました。
この現場は、地元の左官や建具の技や、美濃タイルなどを取り入れるだけでなく、オーナー自らDIYで参加する、愛情のこもった現場風景で、町家でヨガをする、という郡上八幡ならではの空間の面白さを活かしたスタジオとして完成しました。
※大工:酒井義高さん
※設備:奥美濃建設
※電気:小駄良電工
※左官:塚原秀工務店
※塗装:野崎塗装
※建具:長棟建具
※板金:羽田野板金
※サッシ:松森サッシ
※ガラス:八幡ガラス
※クリーニング:基美装
※壁漆喰・塗装(一部):オーナー山本くみさんご夫妻&お友達の方々
※設計:スタジオ伝伝